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事例1開封率を高めるDM封筒のポイント

「封筒の内容やデザインによって開封率が変わる」ということを意識されて封筒を作成されておりますでしょうか?封筒は中身の加入申込票やパンフレットをお渡しするためのツールですが、お客様にとっては情報を一番目に受け取るツールとなります。つまり、封筒に書かれていることで開封するかしないかが決まります。
その時の判断は数秒と言っていでしょう。その数秒を機会損失としないために、必要な情報を的確に掲載することが求められます。具体的に何を掲載すれば良いのか事例を交えながら説明します。

【封筒に必要な情報】

封筒に必要な情報として、基本的に5W1Hの内容に沿ったものとなりますが、最低限下記の4つは記載するべきです。さらに、既加入者と未加入者用の封筒を共通で使用される場合は、未加入者の方が見て、封筒を開きたくなる内容を記載します。

【封筒に必要な情報】① WHAT(何を)何をお客様へお知らせするものなのか?② WHO(誰)誰が誰に送付したものなのか③ WHEN(いつ)いつまでに行動を起こす必要があるのか③ WHERE(どこに)何をどこに届ければいいのか+未加入者の方が見て、封筒を開きたくなる内容

Sample 01団体保険の封筒ではよく見かけるデザインの封筒です。
この例で最も重要なのは、何を伝えたいかとなります。

Before

After

Before

ビフォアを解説

必要な情報が掲載されているものの、短調で事務的なイメージがあります。
また、既に加入されている方には「あぁ、今年も来たな」と毎年のルーティンとして受け取れますが、未だ加入されていない方には、事務的なイメージもあり、団体保険の魅力が伝わらずゴミ箱行きの確率が高まってしまいます。

After

アフターを解説

参考になさってください

POINT01「いつ、誰が、何を、どこに」を明確かつ視覚的に分かりやすく記載

特に締切日については目出せることで、「いつまでにやらなくてはいけない」と行動を後押しする効果があります。

[掲載するポイントの一例]
・団体割引があること
・いくらから入れるのか、障壁を下げる金額を提示
・会社の福利厚生制度であること

POINT02元々の情報に加えて、未加入者に対する情報を追加

未加入者の方は、団体保険の魅力が何なのか、他の一般の保険と何が違うのかを意外と知らなかったりします。
パンフレットの中の一部に掲載されていても、それすら見ていない事も考えられるので、ポイントを絞り掲載します。

Sample 02この事例では、伝えたい情報が多くなりがちな場合に、
どのように整理するかがテーマとなります。

Before

After

Before

ビフォアを解説

伝えたいことを文章として掲載している封筒の事例です。
受け取った瞬間に文章を読むのは面倒ですし、読んでも頭に入らないことが多いものです。そのため情報を届ける際には、情報そのものの無駄を省きポイントを抽出する作業が必要となります。

After

アフターを解説

参考になさってください

POINT01情報の優先順位と整理

封筒を受け取り、ユーザーがどのように見ていくか。通常、人の視線は左上から右下へ流れていきます。いわゆる「Zの流れ」が導線となります。
その流れに沿って、優先順位の高いものから記載していくとアフターのように整理できます。

POINT02文章は読まれないと覚悟して、情報の断捨離化

ビフォアにある吹き出しの伝えたい情報はまず読まれません。伝えたいポイントが多く、文章を読ませるには封筒の役割としては向いていないからです。受け取って数秒で「何が」「どこから」「何の」内容なのかを伝えるには、ポイントを絞り伝えるべき点を要約する必要があります。
アフターでは割引率が変わったこと、新たなセットが追加したことを一言で伝え、その他の情報を外出しして分離しています。

封筒は、届いたら誰もが見る黄金のスペースです。
ここを無駄にするのはもったいないので、ただ文字を掲載し配布するのではなく、適切な情報と伝えるべき内容を絞り掲載することで、受け取った後にどのような行動を取って欲しいかをコントロールすることが出来るツールといえるでしょう。