保険情報の入手経路は?
情報の入手経路は生命保険営業職員が48.9%
生命保険文化センターの「平成28年度生活保障に関する調査」による「直近加入契約加入時の情報入手経路」の調査では、生命保険の情報の入手経路について、以下のような統計が出ていました。
生命保険営業職員が48.9%と断トツで多く、それ以外は保険代理店が12.9%、家族が11.5%、友人10.9%と続いています。
パンフレットからの情報入手は6.3%。
保険会社のホームページや情報を提供しているホームページ(FP監修のWEBやまとめサイト)にいたっては1.6〜2.7%と低い水準でした。
直近加入契約(民保)の加入時の情報入手経路(複数回答)
*かんぽ生命を除く*平成27年調査より「保険代理店」を2つに細分化し、「保険代理店(金融機関を除く)の営業職員」と「保険代理店(金融機関を除く保険ショップ等)の窓口」としている
保険加入を検討する場合は、人を介した情報入手が半数以上を占めています。
保険会社の職員から情報を仕入れている一方で、家族や友人から情報を得ている人も割合としては多いです。
家族や友人からの勧めや情報など、口コミで保険商品を選定するのは、「自分で調べる時間を省き、知人が入っている確実な商品を自分も選びたい」と感じているからではないでしょうか。
この「口コミ」をより具体的に、再現可能なマーケティングに落とし込めれば、情報の受け取り方も変わるかもしれません。
化粧品はこのやり方に長けています。
リピート率●割や顧客満足度●%、ランキング●位など、商品選択時の迷いを消し去るデータを提示しています。
特に保険商品の場合は実際の商品が物として存在しないので、判断材料となるべき「明確なデータ」を提示することが重要かもしれません。
提示できるようなデータを集めていない場合は、販売実績や顧客アンケートの実施など、口コミを作るという視点で、取り組んでみてはいかがでしょうか?