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マーケティング2017.06.19

「保険パンフレット慣れ」は危険信号

「保険パンフレット慣れ」はパンフレットを制作している側にとって非常に危険な状態だと考えています。
それは、パンフレットを見た時に「ユーザー目線」から「売り手目線」に変わってきているためです。
ユーザー目線と売り手視線では見るポイントが全く異なります。

【売り手目線の例】
三大疾病保険を新設したからパンフレットに「三大疾病のリスク」を掲載して、売れるようにしたいな。

★パンフレット掲載例:こんなに危険な三大疾病のリスク!●●●保険(商品名)なら、月々500円で加入できます!

【ユーザー目線の例】
最近三大疾病という言葉を耳にはするけど、がんや脳卒中には備えておいた方が良いのかな…。
どのコースに何口入れば、何がどのくらいの期間、いくら支払われるのかな。通院も補償されるのかな??

★パンフレット掲載例:三大疾病にしっかりと備える保険。ガンと診断されれば入院1日目から100万円補償され、最大180日の入院を補償します。
退院後の通院も90日まで補償されます。

まず病気や事故のリスクを訴求してニーズを掘り起こす「売り手目線」のパンフレット。
その病気や事故のリスクに対して何がどのくらいの期間、いくら補償されるのかを知りたいと思う「ユーザー目線」とでは、ポイントが異なるように思います。

ニーズ喚起に偏りすぎずユーザーが本当に知りたい情報を考え、ニュートラルな視点で告知物に向き合う必要があるのではないでしょうか。

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