社内向けとクライアント向け資料の違い
資料の役割
社内向けとクライアント向けの資料の違いを意識していますか?
社内で承認を得ることができなければ、優れた商品やサービスでも実現させることはできません。
また、魅力的な商品やサービスを生み出すことができても、クライアントにその魅力を伝えることができなければ、お客さまにご利用いただくことはできません。
つまり目的を実現するためには、上司やチームの承認を経てクライアントを説得する必要があります。
そのための重要なツールである資料は、社内向けの承認を目標としたものと、クライアントの説得を目標としたものでは構成が異なります。
まずは資料の違いを把握することで、目的実現に向けた資料作りに役立てましょう。
対象の違い
社内向け資料は企業理念や問題意識を共有した身内が対象です。
一方クライアント向け資料の対象は問題意識や願望が異なり、また資料を見る義務もありません。
そのため、クライアント向け資料では社内向け資料とは違った、感情にも配慮した資料作りが求められます。
社内向け資料の論理パターン
社内向け、クライアント向け資料共に、ロジカルであることは基本的な前提条件です。
しかし、ロジカルといっても難しく考える必要はありません。
論理展開のパターンを覚えてしまいましょう。
クライアント向け資料作りのポイント
クライアント向け資料ではロジックをベースにしながら、聞き手の感情に訴える構成を練る必要があります。
これにも型があります。
まず「これは自分の問題だ!」と共感を得ることに力を注ぎましょう。
その上で、この人の言う通りにすれば問題は解決しそうだ。と納得してもらう情報を盛り込み、決断への背中を押すわけです。
まずは「そうそう、それで悩んでるんだ」「これは自分の問題だ」と共感を得る必要があります。
そして「この資料は読む価値がありそうだ」と信頼してもらう情報を提示した上で「この人の言うとおりにすれば問題は解決しそうだ」と納得してもらえそうな情報をいくつか提示します。
さらに「やってみよう」と決断してもらえるように背中を押す訳です。
この4つのステップで感情を導くことを意識して資料を構成しましょう。
弊社では企画書の再構成やリデザインも承っております。ご相談ください。