マジカルナンバーをご存知ですか?
人が覚えていられる情報の数は4±1
「マジカルナンバー」とは、アメリカの心理学者ジョージ・ミラーが発表した、人間の短期記憶の容量のことです。
また、短期記憶とは人が瞬間的に覚えておける記憶のことで、15~30秒程度の短い時間だけ保持される記憶です。
その際まとめて覚えていられる数字や言葉は、3~5個程度とされています。
下図は、6つの項目を「マジカルナンバー」内で情報の整理をした事例です。
項目が多いと、読むまでの心理的な障壁が上がるだけでなく、混乱をまねきやすくなるため注意が必要です。
チャンクを作ることで、情報は記憶しやすくなる
例えば、雑誌の特集が10も20もあれば全体像を把握するのは難しいですが、3~5程度の固まりであれば、把握できます。
携帯番号を例にとると「08012349876」は1つのチャンクですが、11個の数字で構成されているため、それ自体を覚えるのは困難です。
しかし、3~4個の数字を3つのチャンクにまとめると、記憶しやすくなり、覚えやすくなります。
こういったところにも「マジカルナンバー」は応用されています。
情報は、単純に羅列するだけでなく、整理・編集することが分かりやすくするポイントだと言うことができます。
「マジカルナンバー」の話は、保険パンフレットでも表紙やニーズ喚起ページで応用可能です。
情報の数やまとまりを意識してみましょう。