伝わるデザイン9つのポイント
情報の伝わりやすさを目指す「ユニバーサルデザイン」という言葉には聞き覚えがあるのではないでしょうか。
その中で、分かりにくい保険・金融業界をメインに情報の伝わりやすさを目指す「UCDA(ユニバーサルコミュニケーションデザイン)」という資格が存在します。
UCDAの中で「伝わるデザイン」をチェックするための基本項目がございますので、それを参照に伝わりやすいページ構成とは何かを9つのポイントとして解説していきたいと思います。
伝わるデザイン9つのポイント
①情報量
情報量は適正か
ページの中で占める情報量が多いと人は情報を認識できなくなります。情報量を極力抑え、伝えたいことは何かを明確にした適正な情報量にすることが大切です。
②タスク
ユーザーに要求される行動が分かりやすいか
例えば、申込票の記入方法が分かりやすい など
③テキスト
文意のハードルがないか
例えば1文が長すぎないか、全体的な文章の難易度が高くないか など
④レイアウト
導線が自然に設計されているか
⑤タイポグラフィ
文字の読みやすさ、可読性への配慮があるか
・6pt以下のフォントは使用不可
・行間:1.5行(理想)、行の最大文字数:45文字⑥色彩設計
・高齢者配慮
・色弱者配慮=暖色系はほとんど識別できない。
⑦マーク・図表
単純化されたマークなど、パッと見たときに既知性があるか
⑧記入(入力)欄
記入(入力)する際の書き込みやすさが確保されているか
⑨使用上の問題
情報の利用上の阻害要因がないか例えば、封筒が開けやすいか など
上記ポイントをおさえることにより、情報の伝達効率を上げることにつながります。
今使われているパンフレットの情報量が適正か、文章が長すぎないか、レイアウトは読みやすいか、などをチェックされてみてはいかがでしょうか?
なお、改善labでは上記ポイントをチェック項目に含む「診断サービス」を無料にて実施中です。