不備を防ぐ加入申込票記入例のポイント
申込票の回収後に不備のため何度かお客様とやり取りしている…そのために記入例を作成しているが、それでも不備はなくならない…。
このような状況は日常茶飯事かと思いますが、不備率をいかに下げるかが現場での課題となっていることと思います。
今回は不備を防ぐための記入例について作成のポイントを紹介したいと思います。
大きなポイントは3点となります。
例を元にご説明します。
【ビフォア】
このタイプはよく見かけるレイアウトです。モノクロベースに赤色で注意点が書かれているタイプです。
①情報の整理
記入箇所に注意書きが紙面の中でバラバラと配置されており、どこから始めたらいいのか、行動の順番が不明確となっている状態です。
②色彩の整理
色が短調であるため、情報の優先順位を付けられず、お客様の方でもどこを見て、どこに書いたらいいのか、行動の流れが不明確となり、不備を招く記入例となっています。
③可読性の配慮
フォントの強弱が弱いため、情報の優先順位が不明確となっています。
【アフター】
ビフォアの内容を元に爽やかなブルーで設計し直しました。
赤を使わない例として見ていただくために、赤色をあえて使用しておりません。
①情報の整理
・記入の前に読んでいただきたい注意喚起事項を上段へ配置することで、まず初めに読んでいただくことができます。
・順番に記入ができるよう番号を記しています。
②色彩の整理
・記入する箇所以外をグレーにすることで、記入ミスやモレを防ぐことになります。
・タイトル部分のスペースを広く設け、誘目性のある色付けにすることで、視線が一番先にいきます。
③可読性の配慮
タイトルと他の文字の優先順位に合わせ、フォントの強弱を付けることで、書面の中でメリハリが生まれます。
いかがでしょうか?
注意点の色を赤色にしがちですが、必ずしも赤にする必要はございません。明確な色設計と強弱により、赤よりも見やすく注意できる記入例が作成することが可能です。
改善ラボでは記入例のデザインについてどうしたらミスや漏れの不備を無くせるのか日々研究中です。診断も無料にて行っているので、現状ツールの課題の発見にお役立てください。